貯金をはじめよう①
こんな悩みはありませんか?
- 貯金したいけどなかなか貯まらない
- 全然増えない
- すぐに出してしまう
- 株とか債券とか興味はあるけどイマイチ分からない
- 公的年金には期待していない
実際に窓口に来られるお客さまも、こういった悩みお持ちの方が
ほとんどでした。
そこでこんな提案をします。
「これから貯金していく方法を提案させていただいてもよろしいでしょうか」
ここで、あなたならどんな返答をしますか?
- 「ぜひ、やってみたいです」
- 「とりあえず話を聞いてみて考えます」
- 「いまは貯金する余裕がないので結構です」
1を選ぶ人は、そもそも貯金に興味があった人で、実際に始めようと思っていた人ですね。銀行員からの情報をもとに、実際どんな商品で始めるかをよく検討してみてください。
2を選ぶ人は、貯金に興味はあるけど今すぐには考えていない人ですね。話は聞こうとしているので、きっと帰るときには今まで知らなかった新しい情報を手に入れることができるでしょう。
問題なのは3を選んだ人。
生活や抱える事情はそれぞれなので、今すぐ貯金を始めなくても全然問題はないです。
ただ、この言い方をしてしまうとせっかくの情報を手に入れるチャンスも逃してしまうことに気づいてほしいのです。
- どうせセールスされるだけでしょ
- 始めるときに聞きに行けばいいでしょ
- じぶんで調べるからいいわ
こんな心情から、とりあえず「今は結構です」と言っている人もいると思います。
わたしがお伝えしたいのは、
とりあえず話を聞くだけでも貯金の第一歩
ということ。
銀行員は、あなたが思っている以上に世間の「お財布事情」を知っています。
たとえば1日に10人のお客さまを受付するとして、7年間勤めた人であれば
10人×20日×12ヵ月×7年=16,800人
16,800人ものお客さまのお財布事情を知っているのです。
もちろん、すべてのお客さまとじっくり話をしたわけではないのですが、
少なくとも通帳の履歴から貯金方法などは想像できる場合がほとんどです。
中には大変裕福な暮らしをしている方を担当することもありますので、
そのお客さまがどんな方法で資産運用しているのか等、普通では知りえない情報を知る機会にも恵まれています。
そんな蓄積された経験や知識を元に、目の前のお客様に合った商品を提案するのが銀行員の仕事です。
インターネット上には、たくさんの情報が溢れています。
自分で調べるという方法も確かにアリです。
ただ、自分に合った貯金方法を探しているうちに、情報が多すぎて結局決めきれない人も多くいます。
銀行の窓口であれば、預金・投信・債券・保険など、幅広い商品ラインナップの中からお客さまの意向に合ったものをある程度絞った状態で提案してくれるので、情報を探す手間を省くこともできますよね。
やるかやらないかを決めるのはお客さま次第です。
「話を聞いてしまったら断りにくい」
ということであれば最初から、今日は聞くだけだ、ということを
伝えてみてください。
「聞く時間がない」
ということであれば、「3分だけなら聞けます」など伝えれば、
それに合わせて手短に要件のみを伝えてくれるはずです。
ネットバンクが発展している今、金融のプロに直接会う機会が減ってきています。
そんな状況下だからこそ、せっかくの来店して話を聞けるチャンスを
無駄にしてほしくないのです。
ここまで読み進めて下さったあなたは、
貯金にきっと興味があるはず。
ならば、貯金の参考として、
情報を手に入れる機会を無駄にしない
ということから始めてみてください。
きっと何か少しは役立つ情報が得られますよ。
今回は貯金を始める上で、気になっていることを
銀行員時代に私が窓口で感じていた目線で書かせていただきました。
いつもありがとうございます。
おわり